たった10分の散歩でストレス解消!疲れた心に効く「ハッピー散歩」法

お出かけを自粛して家にいる時間が長くなると、どうしても気持ちが塞いできますし、ちょっとしたことにイライラしてしまったりしますよね。そんなストレスを発散するのに、オススメなのが「散歩」です。最近はニュースなどでも、「ストレス解消と運動不足解消のために、散歩やジョギングをしましょう!」と薦められていますよね。
ですが、「ただ、なんとなく散歩するだけ」じゃ面白くありませんし、実はボンヤリと歩いているだけでは、ストレス解消効果もあまり見込めないのだとか・・・。せっかくなら心にも体にも効果があって、自分も楽しめるやり方で散歩をしてみませんか?今回は、科学的にストレス解消効果のある散歩の仕方と、毎日飽きずに散歩を楽しめる工夫をお伝えしたいと思います。
1:「幸せホルモン」が出てくる!?心も癒やされる散歩のポイント
① 「幸せホルモン」セロトニンのスゴい効果

嫌なことがあったり落ち込んでいても、外に出てしばらく歩いていたら、いつのまにか気分が晴れてきた・・・こんな経験はありませんか?
これは別名「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンという脳内物質の働きによるもの。セロトニンは、ハッピーな気持ちや安らいだ気持ちをもたらしてくれる物質で、イライラや気分の落ち込み、不安な気持ちなどを抑えて「ストレスから脳を守ってくれる」働きをもっています。
例えば、気持ち落ち込んだ状態が続いてしまう病気、うつ病もセロトニンが不足してしまうことが原因だとされています。
さらに、普段は元気な人でもストレスに長い間さらされ続けると、脳内のセロトニンがどんどん失われてしまいます。そして、セロトニンが足りない状態が長く続くと、落ち込みから回復しにくくなったり、不安に陥りやすい状態になってしまうのです。
それでは、どうすれば落ち込みや不安を改善することができるのでしょうか。答えは、カンタン。脳内のセロトニンを増やせばいいのです。そして、セロトニンを増やすお手軽で効果的な方法が、「お日様を浴びながら、散歩すること」なのです。
実際に、精神科の医療現場でも、うつ病の患者さんに対して、カンタンにできる運動療法として「散歩」を薦められることが少なくないんですよ。
② 心に効果的な散歩の方法

セロトニンがしっかり分泌されて、リラックス効果を高めるためのお散歩のポイントは次の2点です。
- 5-30分、集中して行うこと(プラプラのんびり歩かず、リズム良く歩く)
- 日中、特に午前中の時間の散歩が効果的(太陽の光を浴びることが大切です)
歩く時間の長さは、まずは10分くらいの短い時間からスタートして、慣れてきたら30分くらい歩くのを目標にするといいですよ。
さらに効果を上げるには、背筋をまっすぐ伸ばして、目線を高く保ちながら歩くと、うつむいたまま歩くよりも自然と気分も上向きになってきます。
また、両膝をしっかりと伸ばして地面を強く蹴り出すようにして歩くと、歩くスピードもアップするので、運動効果が高まりますし、自然とリズム良く歩くことができます。
お日様光を浴びながらお散歩を習慣にすることで、セロトニンが毎日分泌され、気分の落ち込みや不安を解消できますし、ストレスに強い体を作ることができますので、是非、試してみてくださいね。
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