医療者直伝!手荒れしない手洗い+ハンドケア法

「最近、なんだか手がカサカサしているかも?」・・・このように感じている方はいらっしゃいませんか?
新型コロナウィルス予防のために、一日に何度も手洗いをしなくては行けない今日この頃・・・どうしても、手の乾燥や手荒れを起こしてしまいやすいのです。
手荒れを予防するには、手洗いの仕方に気をつけることと、手肌をきちんとケアしてあげることがとても大切!一日数回ハンドクリームを塗っておけば、手洗いをこまめにしていても、しっとりモチモチの手をキープできますよ。さらに、いい香りのクリームを選んでマッサージすれば、心も癒やされ、手の疲れも取れて、まさに一石二鳥!
今回は、手荒れを起こさないための手洗いのポイントと、効果的で心も癒やされるハンドクリームの使い方をお伝えします。
こちらの記事では、手荒れを予防してくれるオススメのハンドクリームをご紹介しています!↓
1:「手洗いの回数」が増えると、手荒れしやすい!?

実は、「手荒れ」は、私たち外科医や手術室ナースの大敵!なぜなら、手術のために一日に何度も石けんで手を洗ったり、アルコールで手指消毒をしたりするからなのです。
あるアンケート調査*では、医療従事者の80パーセントが手荒れを自覚していると回答をしていますが、私自身も油断しているとすぐに手荒れしてしまうので、毎日のハンドケアが欠かせません。
(*参考:サラヤ株式会社調べ:https://shop.saraya.com/hygiene/category/handcare.html)
では、なぜ、手洗いや消毒の回数が増えると、手荒れを起こしやすいのでしょうか。それは、洗浄力の高い液体石けんで繰り返し手を洗ったり、アルコールで何度も手を消毒すると、皮膚を保護している皮脂が洗い流されてしまうからなのです。
皮脂が失われると、肌内部にある保湿成分や水分も流れ出てしまい、皮膚の乾燥が進んでしまいます。乾燥が進み、肌を守っている「バリア機能」が下がってしまうことで、乾燥がさらに悪化してしまいます。どうすると、ヒビやあかぎれになってしまったり、炎症を起こしたり、菌が入り込んで感染を起こしてしまって「ひどい手荒れ」を起こしてしまうのです。
そうは言っても、今の時期は感染を予防するためには、一日に何度も手を洗わざるを得ない状況ですよね。けれども、手荒れを予防するためのポイントを押さえて、手洗いやハンドケアをしていただければ心配はいりませんので、ぜひ、試してみてくださいね。
2:「手荒れしない手洗い」3つのポイント

① お湯で手を洗わない
熱いお湯で手を洗った方が、消毒効果がありそうなイメージがありますが、実はこれは逆効果!油は熱いお湯で溶けてしまうので、手の皮脂が洗い流されてしまいます。そうすると、皮膚の乾燥が進んでしまい、手荒れの原因に・・・。
手を洗うときには、水かごく低い温度のぬるま湯で洗うようにしましょう。
② ハンドドライヤーは使わない
温風で手指を乾燥させるハンドドライヤーは、指先を乾燥させてしまうので、避けた方が無難です。外で手を洗ったときは、ハンカチやペーパータオルで手を乾かすことをおすすめします。
③ 乾かす時にタオルでゴシゴシとこすらない
タオルで手を乾かすときはゴシゴシこすらず、タオルで優しく手を包み込み、押すようにしながら水分を拭い取りましょう。感染防止のために、水分の拭き残しがないようにすることもポイントです!
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