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感染者数が充分に少ない時期の「お出かけ」はどうする?場面別ヒント集

 感染拡大による活動の制限と緩和が繰り返される中、活動が緩和された時期にはどのようなことに気をつけて動けば良いのでしょうか?

 「ずっと我慢をしていた状況からやっと解放される!」という解放感を感じているでしょうか?それとも、「何をどこまでやっていいのかしら?」、「緩みすぎたら、大変なことになるんじゃないの?」という不安な気持ちの方が強いでしょうか。もしかしたら、解放感と不安を同時に感じている方が少なくないかもしれませんね。

 「感染者数が充分に少なくなったときに、どのように生活すればいいのか」については、専門家会議や自治体からはいくつかの目安が出されていますが、ざっくりとした大まかなヒントにすぎません。

「具体的な場面で実際にどうすればいいのか」については、私たち一人一人に判断を委ねられてしまっているのが現状です。特に、これまで自粛していた「仕事以外のお出かけ」は、完全に自己判断に任されていて、迷ってしまう場面も多いのではないでしょうか?

 そこで、様々な指針や業界別のガイドラインなどを参考に、「無理なく、安心してお出かけできる具体的な目安」を私なりに考えてみました。あくまでも、私見ではありますが、皆様が行動をする際に少しでも助けになりましたら、嬉しいです。

1: 新しい生活様式の基本ポイント

① 「宣言解除=元通りの生活」ではないの?

 ウィルスに対するワクチンや治療薬が使われるようになったものの、変異株の状況によっては、今後、しばらくの間は、再び感染拡大を起こすこともありえます。

私たちは「ウィルスのある環境の中で生活する」ことになります。

表だって報道される感染者が減少していたとしても、解除後しばらくの間は、「無症状の人やPCR検査までには至らない軽症の人は、まだ身の周りにいるかもしれない」という意識は持っておいた方が安全かもしれません。

政府や自治体から出される制限緩和も、

「経済や社会のダメージを減らすために制限を緩和しますが、今後は個人の責任で注意をして行動して下さいね」「蔓延するリスクが出たときには、また行動制限をしますよ」という意味合いのものだと、私は理解しています。

 ここから先は、明確な指針は示されていません。自分の頭で考え、様子を見きわめながら、安全を確保して生活していくことが求められているのだと思います。

② 人との距離を充分にとる

 人と接するときには、

  • 必要以上に人の体に触れない
  • お互いの飛沫が届く範囲には近づかない
  • 飛沫を浴びるリスクを避けるため、真正面に向き合わない
  • 屋内や会話時には必ずマスクを着用する

 ことが、当面の間は基本マナーになるでしょう。

 人との距離の目安は、屋内などでスペースがない場所では1m充分なスペースが取れる場合は2mです。また、会話をする際には、相手と真正面に向き合わず、なるべく斜めの角度や横に位置を取る配慮ができると、相手も自分も安心ですよね。

③ とにかく手洗いが大切!

 接触感染を防ぐ上では、手洗い・手指消毒が最後の防波堤になります。これは感染者数が充分に少ない状況、感染者ゼロであっても、当面の間は最も大切なポイントになると思います。

手洗い・手指消毒をした方がいいタイミングは以下の5つです。

  1. どこかへ出かけて帰ってきたとき(自宅、職場に戻ってすぐ)
  2. 食べる前、飲む前(休憩に入る前)、調理をする前
  3. 外で物に触れた後(交通機関利用、遊具や器具に触れた後、買い物後)
  4. 人に触れた後(お金のやりとり、接客、介護など)
  5. 咳やくしゃみをした際に、手を顔に近づけた場合

参考記事:「手荒れしない手洗いとハンドケアのポイント」については、こちらの記事もどうぞ♪

④ 公共の場や人と会う時は、基本的にはマスクを着用

 私は自宅以外の屋内では、自分一人しかいない場合を除いては、マスクをつけるようにしています。屋外で近くに人がいない場合は、熱中症のリスクなどもありますので、マスクをずらしたり、外していても問題はないと思います。屋外でも、人と近い距離ですれ違う時や会話をする時、人が多くいるような場所ではマスクをつける配慮をできると、周りの方も安心ですよね。

⑤ 3密の場にはなるべく行かない or 3密を減らす工夫をする

 いわゆる3密が重なる場所にも、制限緩和時には出かけることができるようになります。

 私は、当面の間は、なるべく2つ以上の密が重なる場所は避けるようにしようと思っています。不安がある方は、密を減らす対策がしっかりとられているお店を選んだり、人数制限や予約制を設けている場所を選んでいただくといいのではないでしょうか。

⑥ 風邪気味・体調不良の時には出かけない

 これが一番、大切なことかもしれません。「多少の風邪では休まない」「キャンセルすると相手に悪い」という従来の日本人の考え方を、転換させる時期なのかもしれませんね。

「風邪気味なら、仕事は休む、出かけない、キャンセルする」がスタンダードになっていくといいですね

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現役外科医、元報道記者の「プリンセスの歴史マニア」。 歴史上のプリンセスの人生を通して「女性がハッピーに生きる知恵」を発信中。

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